厦門・崇武探訪記 1 2 3 ホーム

2.メールで営業して来た会社を調べる

二番目のテーマとして上記の目的で事務所・工場を見学し懇談しました。

一番目の会社(約4時間の懇談)

厦門市内のビルの中にあり営業スペースも三部屋あり各々パソコンがあり比較的に綺麗でした。ヨーロッパの注文が有るようで夕方から忙しくしていました。ヨーロッパは中国との時差で夕方が朝になります。メールでのやり取りはほぼ完璧で非常に期待していたのですが、日を改めての工場見学では崇武で待ち合わせをしていたのですが連絡無しのボイコットでした。電話で確認すると工場は昨日残業で出荷をしたため今日は休みとか言い訳をしていました。そこで、バイクに乗り一人工場を探しに行きました。何処で聞いて"そんな工場はしらない"の返事ばかりで若しかすると工場そのものが無いのではないか思い始めました。工場長の電話番号を聞いていましたので当初私が電話を掛けたところ不通でした。しばらくしてバイクの運転手が何度も電話したところやがて通じましたが一向に場所が分からなく運転手も怒っていました。最終的に看板の無い工場にたどり着き確認のために貰った名刺は社長の名刺とは部分的な名前は同じでもマークも社名も同一ではありませんでした。工場は大通りに面していて簡単に分かる所で営業もしていましたがさして見るべき所も無く暇そうでした。不都合なことには嘘をついてでも隠す典型的な例でした。

二番目の会社(約3時間の懇談)

ここも厦門市内のビルの中に有りました。そのビルはまだ完全には出来上がっていないようでした。何年も前から作っているようです。完成しても少し古いビルに見えそうです。この会社も自社と同じ名前の工場は無いそうです。取り扱い品目が珍しい物が多かったので興味が有ったのですが、普通の営業会社のようでした。輸入代行の話しをしましたが日通と同じような話しが有り契約保留中とのことでした。日通がもつと大きな規模で輸入代行の戦略を進めているようです。世の中の状況がどんどん変わっていっているのを実感しました。

三番目の会社(約2時間の懇談)

帰国当日の午前中でもあり十分な懇談はできませんでしたが、少量・短納期に対応できないようでした。少し前の営業形態の感じがしました。でも、通訳の人は工場で3年、事務所で3年と6年間も同じ会社に勤めているようです。通訳の人がこれ程長く同じ会社にいるのは珍しいと思います。条件面が整備できればいいかもしれません。なお、他の中国人に聞いたところそのような名前の工場は無いとのことでした。

以上少ない件数の訪問ですが、数ある営業メールから選別したつもりです。工場訪問と合わせて感じたことは日本に営業メールを出しているのはほとんど"中国の小商社だった"ということでした。どちらにしても取引の結果が良ければいいのですが一度内容を調べた方が無難だと思います。

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