厦門・崇武探訪記 1 2 3 ホームへ

3. 輸入代行の説明

どちらかというとこれがメインの目的にしたかったのです。就職も将来的にこれをするための手段だと考えています。今の中国からの販売形態は規準港までのドル価格での販売がほとんどだと思います。だから、顧客は直接中国と取引しようと思えば通関手続き・運送手配・送金手配などを各自で行わなければなりません。そんなに難しい事ではありませんが、専門用語も多く慣れないと何をどうすればいいのか分かりません。また、港での費用は一定では無い為に最終的な価格がいくらになるか分かりにくい所が有ります。コンテナ単位の仕入れであればほとんど問題は無いですが、少量の場合は国内の商社から仕入れるよりかなり高くつくこともあります。その上リスクを背負わなければなりません。クレームに対する補償などをどのような形で行うのかなどで事前交渉に神経をすり減らします。このような問題を解決させるべく次のような提案をしました。

1. 販売方法は日本の会社まで届けた価格を設定する。

2. 販売価格は日本円での表示にする。

3. 支払い場所は日本国内で日本円でする。

以上日本の商社であれば普通の事ですが、中国の会社からすれば難しい問題です。そこで、私が輸入代行の業務をする訳です。通関手続き・運送手配・集金窓口の提供・中国への送金を行います。私はこれ以外の事には関わりません。売買契約は当人同士ですることです。私は契約に関しては何の保証もしませんが、代行業務に関しては当然責任を持ちます。それでは、本当にメリットが有るのでしょうか。少し考えてみましょう。現在国内の需要形態は必要な物を必要なときにと言うように少量・短納期が一般的になりつつありコンテナ単位の発注は難しくなっている。中国からの仕入れの場合は短納期といっても所詮限界がありあきらめざるをえないが、少量の発注は可能だ。しかしながら、上記でも述べたようにコストの問題をクリアーできない限り意味がない。そこで、数社の注文を取りまとめることでこの問題をクリアーしようというのだ。(通関費用は1回いくらの部分がある)それは中国サイドでもいいし、日本サイドでもいい訳です。中国サイドの場合は顧客を数社持つか、同業者と組むか、とにかく通関する数量を規準量までにすることだ。日本サイドの場合も同じことが言える。これまでの経験から言えば80才の量が有れば港渡し価格+2000円でほぼ解決できます。但し、量販品や目玉商品に関してはこの限りではありません。当然輸入量によって+αの部分は変わります。80才を規準にした価格が通用すればお互いにメリットが出てくると考えます。発注側にすれば少量でも安価に為替のリスクや支払いのリスクを軽減できます。供給側にすれば供給量が増えた時に余分な利益が発生します。この利益はかなり大きくなる可能性があり、為替のリスクにも対応できると考えます。以上のように受発注を取りまとめることにより通関費用や送金手数料の軽減が計れ安価な取引が可能になります。当然私への手数料が発生しますが上記の金額の中で納められるような設定を考えています。興味のある方はぜひ問い合わせして下さい。

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